2014年12月25日木曜日

2014年12月ガートナー予測:モバイル市場



2020年までにスマートフォンの75%は1万円以下で買われる。2018年までに半分以上の企業向けモバイルアプリケーションはノンプログラミングで作られる、ガートナー


という記事がPublickeyさん(http://www.publickey1.jp/blog/14/20207512018.html)により紹介されていたのでメモ。
ガートナーは、2018年までに50%以上のユーザーがネットを利用する際にタブレットかスマートフォンをまず選択するだろうと予想。
とあるが、個人的にはもっと普及するのではと考えている。今の日本では、ブログの閲覧などもスマートフォン経由の方が多いくらいで、どちらかというと今後PCよりもスマートフォンが普及する発展途上国においても、そのスタイルは同様になると考える。だって、何かを検索して情報収集するとき、わざわざモニターの前に座ってキーボードをたたくよりも、椅子に座ったり寝転んだりしている状態のまま、手にしているスマートフォンで「ググる」もしくは「Siriる」というのが今後のスタンダードだろう、と当然考えるからである。
2018年までにグローバルなスマートフォンの売り上げの78%は発展途上国で発生すると予想
ここにも書かれているしね。とはいえ「75%が1万円以下のスマートフォン端末」となると、iPhoneやGalaxyなどは一体全体どうなるのだろう。日本製スマートフォンはこのまま数%のシェアを伸ばせず、端末普及しないとそのうえのサービスやアプリも世界を牛耳ることはできないだろう事実に、やはり将来性を期待できない自分がいる。この分野では、既に勝負するタイミングを失っているのは明らか、さて、ニッチ市場だけなんとか守っていくかな、パナさんカシオさん京セラさん。
2018年までに半分以上のモバイルアプリケーションは企業向けのデータ分析アプリとなり、ノンプログラミングで作られる
上記は結構、エンタープライズモバイル市場への影響度は大きい、というか僕にとっては関心度が高い内容。2018年というと、あと3年のうちに、データ分析アプリとある点が腑に落ちないが(分析アプリだけじゃないだろうー)、ノンプログラミングで作られる、これって本当なのかな?今までPCアプリを自社開発してきたエンドユーザーってどれくらいいるの?ごめん、調べてもすぐわからないのだけれど、少なくとも経験上感覚的には、「ほとんどいない」よね。全然ないわけではないけど、結局ITの技術そのものが企業価値そのもの、という会社(そのほとんどがIT企業なわけだが)でなければ、最新技術を自社でリソース持つなんてこと、考えられない。

それでもノンプログラミングで開発できるなら、「もうこれからアプリ開発に外注しなくていいんだー!」って、それはそれは喜ばしいことなのだけれど、それは「モバイルアプリケーション時代がIT全盛期の終末」を表していると思う。つまり、モバイルアプリを超える、世界を変えるITは2018年以降出てこない、そういう捉え方もできる。(まあ、あくまでモバイルアプリはという考えなのだろうけど)。

とにかく、ノンプログラミングによるモバイルアプリ開発ツールは色々出てきている(PCもモバイルも)だが、今後も神経を高めて情報収集していきたいな。